浦和の家

様々な材質の組み合わせでリズムを作り、心地よい居住空間に。
若いご夫婦とお子様のためのマンションリノベーション。

浦和の家
浦和の家
浦和の家

アンティークや古材を使い、オーダーメイドで仕立てたテーブルや照明。
コンクリートの質感になじみながら、心地よい温かみを生み出しています。

浦和の家
浦和の家

光と風の通り道となる建具は、幅や透け感を考慮したデザインに。
それを元に、職人の手仕事で完成しました。

浦和の家
浦和の家

家事動線の無駄をなくしつつ、照明や壁面に工夫を施しました。
間接照明やレンガの壁が、心弾むアクセントに。

浦和の家

天気や時間、季節の変化を楽しく美しく取り入れられるよう、
開口部の意匠は細部までこだわっています。

30年前に量産して作られたマンション1室のリノベーション。30代の感性豊かなご夫婦と小さなお子様が住まわれます。

既存の間取りをクライアントに合せた特別な住まいに刷新しつつ、建物に取り込まれる光や風、躯体の質感などのポテンシャルを最大限活かすことを主題に計画させていただきました。

限られた窓からの光を最大限室内に取り込むために、南側の窓に面した2部屋を1室のLDKとし、新設される壁仕上げの大部分を白い左官仕上げとしました。さらに、LDKから玄関までの風の通り道を丁寧にデザインすることで、家中に自然の光と風が行き渡るよう設計しました。白い左官壁は既存躯体のコンクリートの質感を美しく引き立てる役割も担っています。そこに既存躯体の時代背景に呼応するように選定された「温かみのある木材」「アンティークレンガをスライスして作られたレンガタイル」「骨董品をリデザインして制作した家具、照明器具」が合わさり、過去と現代の調和が取れる空間に仕立てました。

これから過ごす時間の中で、徐々に変化していく壁や木の色を楽しみながら、家そのものに愛着を感じながら暮らしていただければと願っております。

浦和の家
主要用途 住宅
構造 SRC造
施工 山本建築設計事務所
家具 anachronism
所在地 埼玉県
竣工 2017年
写真 中村絵写真事務所

VOICE"

1.リノベーション会社が多数あるなか、建築家に依頼をした理由や、期待したことを教えてください。
私と同年代で依頼がしやすいだろうと思ったこと、⼀⽅で業界の中では若⼿に分類されるであろう年齢でもしっかりとキャリアを積まれていたこと、なにより仕事にプライドを持ってやられているのを感じたからです。

2.依頼前や依頼後、不安になったことを教えてください。
仕様が確定していない状況下で⾒積もりをとるのは難しいかと思いますが、予算をオーバーしてしまったり、かなわない部分があったのは不安でした。また、銀⾏へ出す書類などの知識まで求めすぎだったのかもしれませんが、そのあたりも相談に乗っていただけたらなお良かったと思います。あとは実⽤性とデザインで後者を優先されてしまったかなと感じる部分があるので、私から要望をもっと丁寧に伝える部分があったと思っています。

3.逆に、依頼して良かったこと・楽しかったことがあれば、教えてください。
打合せを重ねたことで、家づくりにしっかり⼊っている感じがありましたし、部屋のペンキ塗りなども体験させていただいたりと妻や⼦供のことも考えてくれたと思います。創作家具の紹介もいただくなどして、オリジナリティある部屋や統⼀感ある世界観にしやすかったです。⾃分事として⼀⽣懸命に取り組んでいる様⼦が⾒てとれたことが1 番良かったことです。1 年後の点検も丁寧に⾏っていただけました。

4.実際に住んでみて、過去の住まいなどと⽐べ、住みやすさを感じる・満⾜出来ていることを教えてください。
部屋全体のスペースの使い⽅、導線が考えられているので暮らしやすさを感じます。⼩上がりの畳スペースがあることで⼦供が遊べたり、リラックスできる場所として機能しています。⽞関を広くとっているのでストレスを感じにくいです。各所のドアも⽴て付けがよく、空間にしっかり馴染んでくれています。

5.⼀番のお気に⼊りポイントや、訪問者に褒められる場所などがあれば教えてください。
個⼈的にずっと欲しかったカウンターキッチンは、仕事スペースとしても友⼈が来た時のバースペースとしても有能です。妻もキッチンが使いやすいと感じており、料理へのモチベーションを⾼くもってくれています。⽞関のレンガがインパクト⼤で初訪時に驚かれることが多いですね。

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