5月は炉から風炉に変わります。
夏が始まる季節に、火元がお客様から遠い位置に置かれます。
写真は風炉に灰を入れて灰形作りをしている様子です。
風炉底に奉書紙、底瓦を敷き、釜の高さを確認しながら五徳台の枚数、厚さを決めます。
高さが決まると灰を入れていきます。
灰が適量入ると灰形をつくるのですが、私はこの灰形作りにはまってしまい、
時間を気にしなければいつまでも続けてしまいそうでした。
茶室に興味を持ってそれにまつわる寸法感やディテールを習得する為に通い始めた茶道教室。
最近では思想そのものに惹かれるようになりました。
そして知れば知るほど奥深い世界。
茶道の事が自然と身についてくると、私の設計活動にも表れてくるのか(?)
なんてことを思いながら風炉の季節も楽しみます。