暫く茶道について書留出来ていなかったので纏めて3ヶ月分。
この3ヶ月お茶の世界では色々変化の多い時期のように思います。
まず、11月は炉開きがありました。
お湯を沸かす釜が風炉から炉に変わり、
火元もグッと客に近い位置(小間では部屋の中央あたり)に寄ります。
諸説ありそうですが、寒い季節に温かい物を客に近ずける配慮があるそうです。
また、この時期は茶人のお正月とも言われ、
5月に摘み取られた新茶を詰めた茶壷の口を開ける
「口切り」が行われます。
昔は京都で摘まれた新茶を茶壷に詰めて、
江戸(東京)に向かう途中の爽涼な甲州谷村(山梨県)にて一時保管した後、
お茶がまろやかに美味しくなる11月頃に江戸に運ばれる
「御茶壷道中」が行われていたそうです。
12月は1月に行なわれる初釜の準備。
1月は新年を迎えて初めて釜をかける初釜が行われました。
茶道を初めて5年。
知れば知るほど奥が深いお茶の世界で、
自分はいつまで経っても未熟者ですが、
それも茶道の魅力だと思っております。
いろんな事がありますが、毎年初釜を迎えられる環境に感謝し
これからも楽しく続けられればと思っております。