基礎工事を終え、現場は土台敷きの工程へと進んでいます。

建物の精度や構造安全性に直結する、重要なタイミングです。

土台敷きの段階では、

アンカーボルト・ホールダウンアンカーボルトの

位置・高さ・通りの精度が、その後の建て方に大きく影響します。

今回の現場では、いずれも非常に丁寧に施工されており、

木土台が無理なく、きれいに納まっています。

特にホールダウンアンカーボルトは、

柱脚部で引抜き力を負担する重要な金物です。

この精度の積み重ねが、建物全体の安心感につながります。

基礎外側に見える白い断熱材は、

パフォームガードプラスと呼ばれる断熱材です。

この住宅では、基礎外断熱工法を採用しています。

断熱仕様については、事前に省エネ計算を行い、

設計段階で基準値をクリアしていることを確認しています。

パフォームガードプラスは防蟻性能を備えており、

基礎まわりの断熱と同時に、シロアリ対策としても有効な材料です。

今回、外断熱を選択した理由は、

単に断熱性能の数値を満たすためではありません。

この建物では、

1階のLDKの気積(空間のボリューム)をできるだけ確保したいと考えています。

そのため、

LDKの床レベルを「基礎立ち上がり天端より下げる」計画としました。

もし基礎内断熱を採用すると、

断熱層や下地、仕上げの分だけ室内側に壁がふけ、

この計画に対して非合理的になります。

そこで今回は、

基礎断熱は外側で完結させる

基礎立ち上がり内側は、構造体として素直に見せる

という判断をしています。

基礎立ち上がりの内側は、

化粧型枠コンクリートとし、内装仕上げとしてそのまま現しで見せる計画です。

構造と仕上げを分けすぎず、

建物が本来持っている素材感や重さを、そのまま空間に取り込む。

今回の住まいには、

こうした少しプリミティブな建築表現が合っていると考えています。

全体のコンセプトや空間構成については、

また別のブログであらためて整理して書く予定です。

工事が進む中で見えてくる 設計の意図と、現場での積み重ねも、

引き続き丁寧に記録していきたいと思います。

 

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